てまり文庫 訪問記

2月の土曜日、ロンドン北部Highbury,Hackney地域にあるてまり文庫を訪問しました。てまり文庫は、2015年の9月に始まった新しい文庫です。月に一度第2もしくは第3土曜日に、カウンシルの施設をお借りして活動しています。
2月の活動日には、3歳位の子供達が15人、11人のお父さんお母さんが集まっていました。
みんなで元気良くご挨拶の後、ひとりづつ名前を呼んで、季節の歌、おひなさまの絵を見ながらお雛様とお内裏様の説明を聞きました。テーマが変わるごとに歌を上手に入れて、進めて行きます。その後、絵本を読んで、お雛様を作り、紙芝居を楽しみました。

全部の活動が終わった後に、同行してくださった、ダンさんのお話を皆で聞きました。子供達は、言葉を学ぶのではなく、自然に吸収していること、スナックの時間を設けて、他のお母さん達に接しながら、ていねい語を練習すること、などをお話され、みなさん熱心に耳を傾けて下さいました。私は担当している紙芝居とICBAの歴史の説明をし、日本人のお父さんがふたりいらっしゃったので、男性の声で読み聞かせを是非して欲しいこと、お父さんお母さん達が、子供達にとって数少ない日本語環境である文庫で、子供達全員に積極的に、沢山話しかけて欲しい、とお願いしました。

子供達の数の割には、本の数がまだ少ないので、本を増やすアイデアや、紀伊国屋さんへの注文方法、伊藤忠財団のお話をしました。子供達が歌を歌いながら楽しそうに活動をすすめている姿が印象的でした。(ホルト記)